お水取りの作法(お寺編)もう恥はかきたくない!

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お寺と神社の参拝作法をごっちゃにしてしまいそうな方へ

お勧め度★★★★★5.0

お寺

お寺のお水取り作法であなたは
恥をかいていませんか?

お寺での参拝やお水取りの作法は
神社とは明白な相違点があります。

ひょっとしたら、

あなたも知らずに大恥をかいて
いるかもしれませんよ。

なので、今回は、

特に間違えやすい注意点を
分かりやすく解説致します。

以下、本文に続く

お水取りの作法(お寺編)

お寺の門の入り方

お寺は、お坊さんにとっては修行
と儀礼の場であり、生活の場でも
あります。

一般の人や在家信者にとっては、
仏に祈りを捧げ教えを学ぶ場所です。

お寺の入り口である山門をくぐる
ということは、

迷いの世界から悟りの世界へ
第一歩を踏み出すという意味が
あります。

参拝者は門の前で立ち止まり、
本尊に向かい一揖※をします。
(仏教徒ならあわせて合掌)

※ 一揖(いちゆう)

軽く会釈をすること。

門の中央より左右へ少しはずれた
位置から、心を引き締めて境内に
入ります。

中央は仏の進む位置とされ、
この点は、神社の参道の進み方と
同じと考えてよいでしょう。

実は、これに関しては、神仏習合
の名残がみられるのではないかと
筆者は考えています。

この時…、

山門の敷居はまたいで入ること

絶対に、敷居を踏まないように
気をつけます。

人の家の敷居を踏むのは、その家
の主人の頭を踏みつけるのと同じ、

といい聞かされて育った世代では、
無意識に踏まないようにするもの
ですが、

そういうことを習わなかった世代
の参拝者は、うっかり踏んでしま
うこともあろうかと思います。

ですが、

ご本尊の頭を踏みつけるも同然と
知ってさえいれば、

まかり間違っても、敷居を踏む
ことはないはずです。

お寺の参拝方法

手水舎で手と口を清めます。
(方法は神社と同じ)

鐘撞き堂があれば、
参拝前に鐘を突きます。

鐘撞きは、参拝に参上したことを
本尊に告げるという意味です。

参拝後は"戻り鐘"といい、忌み嫌
われており、必ず参拝前にします。

ただし、

一般の参拝者には、鐘を突くこと
が禁止されているお寺もあります
ので、

確認をしてからにして下さい。

もしも、迷ったときは、
やめておいても構いません。

本堂の前に常香炉※があれば、

手であおいで煙を頭や身体に浴びる
ようにして、お清めをします。

灯明や線香が用意されていれば、
献灯・献香をします。

線香の火を消すときは、
吹き消すのではなく、
手のひらであおいで消します。

※ 常香炉

煙がもうもうと立ち上っている
超特大の線香立てです。

仏教で参拝前のお清めは、香炉
(炎の力で焼き清める)によるのが
本来の姿ですが、

日本の長い神仏習合の歴史の中で、
現代では、手水舎と常香炉の両方
が根付いています。

次に、

脱帽して、本堂への段を上がり、

賽銭箱があれば一礼して、
お賽銭を入れます。

お寺であげるお賽銭は「お布施」
です。

「金銭を仏様に差し上げることで、
自分の煩悩を捨て去る修行をする」

という意味になります。

修行と言われると、ちょっと複雑
な心境ですが。

ふつうに参拝時の感謝を表すと
思えば、特に違和感もありません。

鰐口(わにぐち)などの鳴らし物
があれば鳴らします。

胸の前で合掌して祈ります。
ここで柏手を打ってはいけません。

柏手を打ってはダメ

お寺で絶対にやってはいけないのは
拍手を打つことです。

神社とお寺をツアーのように
参拝して回っているうちに、

参拝の方法がまぜこぜに
なっている人がいます。

お寺では決して手を打たないこと
をしっかり覚えておきましょう。

と、お教えしても、
それでもやっぱり間違えやすい。

それは、

神社の境内の中で、如来や菩薩を
祀っていることがあり、

逆に

お寺の境内の中で、神道の神様が
祀られていることがあるからです。

つまり、

神仏習合の時代が長かったため、
日本ではどうしても間違えやすく
なっているのです。

ですから、

できるかぎりで構いませんから
注意を払ってみて下さい。

ポイントは、祀られている本尊、
またはご神体が仏教系なのか、
神道系なのか、これの区別です。

合掌して祈る際の唱え言葉

合掌して祈る時の唱え言葉は、
お寺の宗派や本尊によって異なり
ます。

たとえば、

浄土宗、浄土真宗系であれば
「南無阿弥陀仏」

日蓮宗系であれば
「南無妙法蓮華経」

聖観音宗であれば、
「南無観世音菩薩」

真言宗系であれば、
「南無大師遍照金剛」、

とまあ、まさに様々です。

ですから、

これは家の宗派と同じならば、
そのとおりに唱える。

そうでなければ、
いっそのこと、無言で合掌。

という究極の選択もあります。

その後、境内の取水場に行き、
お水取りを致します。

境内を去るとき

最後に、帰り際、山門を潜る時に、

本尊に向かい直って一揖をします。
(仏教徒はあわせて合掌)

以上、

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★夢を叶えるキーワード

『実践で実りの秋は黄金色』

編集後記

その1:きれいな木にはトゲがある

ピラカンサというバラ科の常緑樹
があります。

うちの庭に、赤実と黄実の両方が
あったのですが、

去年、赤実の方が枯れてしまい、
今は、黄実の木だけが成ってます。

今日、剪定作業をしたのですが、
ピラカンサってもの凄いトゲが
あるんです。

半端じゃありません。

なので、

剪定作業も後片付けも命がけ。

軍手を2重に履いても痛い痛い!

お陰で、手がチクチクです。

一ヶ所、骨まで刺したので、
ちょっと腫れ上がってます。

黄色い実が盛大に成っている姿は
実にみごとなのですが、

トゲだけはいただけません。

防犯に使う生け垣には絶好です。

でも、植えてる場所が防犯には
全く役立たない。

まあ仕方ないので、観賞用として
楽しむしかありません。

ちょっと、もったいない。

何か、有効活用する方法が
ないでしょうかねえ。

その2:分からないことはサイト内で調べましょう

■お水取り祐気取りの百科事典

■サイト内検索方法

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