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結婚を考え中の方へ
お勧め度★★★★☆4.0
今回は、ラグビーが好きだった
ある青年のお話しをお届けします。
これは、実話です。
以下、本文に続く
目次
開運豆知識
三度の飯よりラグビーが好き
彼の生活は、ラグビー中心で
回っていました。
プロではありません。
単に社会人ラグビーです。
足が速くスタミナもあるので
レギュラーメンバーでしたが、
国体の常連チームでもなく、
実業団の強豪チームでもなく、
地元九州の小さなチームで
活躍していました。
平日は仕事を終わってから、
毎日練習に集まりますが、
彼はいつも真っ先にグラウンドに
来ていました。
ナイター設備があるので、
時には9時頃まで仲間と
ボールを追い続けていました。
早朝練習もあります。
土日祭日でも、ほぼ必ず練習が
あります。
練習がないのは、
試合の日とその翌日だけ。
ですが、
社会人なので、いつも全員が揃う
わけではありません。
ですが、
彼はいつも参加していました。
まさに、ラグビーの虫です。
かつて、
私もそのチームに
所属していました。
その彼が、ある日を境にして、
急に練習を休み始めるように
なったのです。
婚約したらしい
チームの仲間から伝え聞きました。
ラグビーは激しいスポーツです。
というよりも、むしろ、
格闘技と言った方が近い。
なので、
擦り傷や打撲、鼻血を出すくらい
は当たり前のこと。
果ては、
脳震とうや骨折等、怪我するのは
日常茶飯事です。
もちろん、
入念な柔軟体操も、怪我をしない
ような身体作りも欠かしません。
それでも、怪我は起きます。
そのくらいハードな競技なのです。
~~~
私も右の肩を脱臼しました。
その後、同じ右肩をまた脱臼し、
今でも時々痛みます。
~~~
そのうち、
彼がその彼女と結婚した直後、
ラグビーを禁止された、という話
が聞こえてきました。
ラグビーは怪我が多いので、
きっと、彼女が彼の身体を心配し
禁止した、と思っていました。
ところが、
どうもそうではないらしい…。
彼の愛情を独占したかった?
もちろん、夫に怪我をされるのは
嫌だったでしょう。
ですが、それよりも、
彼女は、彼が自分との生活以外に
情熱を傾ける存在のあることが
容認できなかった。
つまり、独占したかったのです。
その結果、
彼は、練習にも試合にも一切
参加しなくなりました。
彼は、三度の飯より好きだった
ラグビーを捨てたのです。
彼の人生から輝きが
失われてしまいました。
ラグビーを通じて人生の充実を感じること
つまり、
ラグビーは彼にとって人生の目的
そのものだったのです。
たとえ、二流三流チームの一員
でしかなかったとしても。
一方、
彼女の希望は、彼の愛情や注目、
全てのエネルギーを自分が独占
することだったのです。
もしも、
彼がラグビーを捨てることに
恐怖まで感じていたならば、
彼は生死をかけて抵抗したと
思います。
つまり、
結婚は取りやめていたはず。
でも、彼はそうしなかった。
結婚の道を選びました。
その後、
私が彼と会った時の印象は、
まるで腑抜けのようでした。
ラグビーをしていた時のような
輝く笑顔は見られませんでした。
それでも、
本人が幸せを感じているのなら、
それはそれでひとつの道なのだと、
自分に納得させました。
しかし、
それは本当なのだろうか、
彼は真に幸せだったのか?
あなたの希望と相手の死活的な希望とどちらを選ぶ?
怪我をしても構わないとは
申しません。
しかしながら、
そんなに好きなものを
辞めさせるような相手が、
本当に、本人の生涯の伴侶として
ふさわしいかどうか。
逆に、
イキイキした伴侶とともに暮らす
方が、相手の女性も幸せなのでは
ないだろうか?
さて、
あなたは、どう思いますか。
あなたにとって
最も重要度の高い希望が、
時として、
相手の死活的な希望を奪うことに
つながるかもしれない。
その時、
あなたはどちらの道を
選ぶでしょうか?
以上、
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「実践で真夏に汗を流す人」
編集後記
その1:人は鈍感な時がある
ある人にとって、とても
大切にしていることが、
他の人にとっては、取るに足らなく
感じる場合があります。
そんな時、人は意外に鈍感です。
相手の痛みにほとんど気付かない
ものです。
ですから、もしも、
あなたの何気ない一言で、
相手の顔色が目に見えるほど
変わったら、
それは、相手の死活的な価値観に
触れてしまった可能性が高いです。
それは、ここ数回の記事でも
ご紹介しましたが、
相手の3つの恐怖と3つの欲求の
どれかに関わっています。
もしかしたら、
相手に対して直接ではなく、
相手の大切な人に降りかかる恐怖や
痛みなのかもしれません。
たとえば、
家族を軽んじてしまったとか…。
朝の連続テレビドラマ「ひよっこ」
のことですが、
主人公のみね子ちゃんは、
好きだった島谷青年と
別れてしまいました。
その理由は、島谷青年が
政略結婚を進めようとした家族と
「縁を切る」と発言したからです。
みね子ちゃんにとっては、
たとえ他人の家族であっても、
それを軽んじるということが、
彼女にとって堪えられない
苦痛だったのでしょう。
島谷青年としては、
精一杯の誠意をみね子ちゃんに
見せたつもりのはずが、
かえって、
破局につながったのですから
まるで交通事故です。
困ったもんだ。