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絶体絶命のピンチに遭遇した際に、チャンスに変えられる人は、運がいい人です。
これを運がいい人と呼ぶか、粘りと根性とひらめきの人と呼ぶかは、表面だけしか見ていない方と本人の真の姿を見極めた方との表現の違いです。
平成3年、超大型台風第19号が日本に来襲しました。
リンゴの産地である青森県を直撃した時の最大瞬間風速は50m以上。
九州に上陸した際、下甑島(しもこしきじま)では一時80mに達したと言われます。
収穫を目前にしたリンゴの90%以上は落ち、商品価値としてはクズ同然になりました。
リンゴの枝も大打撃を受け、来年の収量にも影響が必至です。
目を覆わんばかりの惨状です。
多くのリンゴ農家は地面に落ちたリンゴに目を向けて肩を落とし、廃業を覚悟しました。
そんな中で、たった一人、眼を上に向けている人がいました。
- ごくわずか枝に残ったリンゴ
- 最後まで落ちなかったリンゴ
- 絶対に落ちない奇跡のリンゴ
受験生に10倍以上の値段で飛ぶように売れました。
農家のその年の収入は、平年と変わらなかったといいます。
奇跡のリンゴ誕生秘話です。
当時、リンゴ農家を助けようキャンペーンがありました。
青森県のリンゴ農家がピンチを迎えた時、地面に落ちて傷ついたリンゴを買いました。
傷ついていなければ1個100円するリンゴが、50円程度であったと記憶しています。
以前であれば落ちたリンゴが50円で取引されることはなかったでしょう。
私は、小学生時代と社会人になってからの2度、青森県民であったことを思い出します。
ピンチの中にも最大のチャンスがあります。
ピンチを切り抜けるために、人は英知を結集する。
ピンチを逆手に取って、チャンスを手繰り寄せる。
そのために絶対必要なことは、
- 運が悪いと肩を落とさないこと
- 姿勢を前向きにすること
- 絶対に成功を信じること
運が悪いと思った瞬間、絶望で体が動かなくなります。
思考が停止します。
運が悪いと思った瞬間から、本当に運が悪くなります。だから・・・、
たとえ運が悪いことが起きても絶対に運が悪いと思ってはならない。
逆に運がいいと、言い切る。
断じて「ついてる」「ツキがある」と言う。
すると、
体が動くじゃありませんか。
頭が全力で働くではありませんか。
こなくそと、負けじ魂に火が着くではありませんか。
運が悪いなどと言ってる暇はありません。
猛然と行動するだけです。
ですから、ピンチになったらついてることを探し出して下さい。
それがチャンスです。
必ずあります。
ピンチをチャンスに変える。
運がいい人の共通点「明るい前向きな人」には、そんな意味があるのです。
☆運がいい人の共通点
第1 明るい前向きな人
1-2 何が起きても運がいい、ついてると言える
1-3 ピンチをチャンスに変える