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運がいい人2前回も申しましたが、世の中には運がいい人がいます。

  1. 宝くじに当たる人
  2. 交通事故などの災禍に遭わない人
  3. いつもとんとん拍子で仕事に成功する人
  4. いつも人に助けてもらえる人

いつもとんとん拍子で仕事を成功する人は、持続的に運がいい人です。

ですが、これは「いつもとんとん拍子で仕事を成功する」と思われている人、または、そのように周囲から観られている人、と表現する方が正しいです。

というのは、本当は「いつもとんとん拍子で仕事を成功する」わけではないからです。
成功の陰には数多くの失敗が隠されています。
周りの人には数多くの失敗が見えていないから、いつも成功する人と見られているだけなのです。

ビジネスの世界では100%の成功はありえません。
ケースバイケースではあるものの、いいところ10%が成功事例です。

運がいいと観られている人は、90%の失敗をしても落胆はしません。
愚痴を周りにこぼすこともありません。
じっと改善工夫を凝らし、成功するまで諦めません。

その苦労と忍耐を周りが分っていないだけです。

ですが、本人は、忍耐とも苦労とも思っていない可能性も高いです。
ただ、嬉々として仕事に没頭しているだけなのかもしれません。

運のいいことと悪いこと、運のいい人にだけいい運が巡ってくるわけではありません。

運のいい人にも、運の悪い人にも、運のいいことは公平に巡ってきます。
同様に、運が悪いことも公平に巡ってきます。

どこが違うのか?

運が悪い人は、運の悪いことばかり取り立て、運のいいことに目を向けません。

運がいい人は、運の悪いことは無視し、運の良いことだけに注目します。

というよりも、もし運が悪いことが起きても、そんな中に運がいいことを見付けだします。
運が悪いことが起きても、運が悪いとは言いません。

顧客からクレームが来た。
深刻な事態であればあるほど、会社としてかなりのピンチです。

ですが、その顧客のクレームをよく聞き取り、真摯に対応して解決できれば、
その顧客の信頼を得て、かえって上顧客になってくれる可能性があります。

ピンチは最大のチャンスと言います。
これはどなたも聞いたことがあるでしょう。

ピンチを切り抜けるために、最大限の工夫をする。
ピンチの逆手を取って、チャンスにつなげる。

そのために絶対必要なことは、

  • 単に運が悪いと諦めないこと
  • 思考を前向きに維持すること
  • 絶対に成功すると信じること

大脳生理学的に判断すると、
運が悪いと思えば、まず体が動かなくなります。
思考が働かなくなります。

ですから、運が悪いことが起きても絶対に運が悪いと思ってはならない。

逆に運がいいと、言い切って下さい。
『ついてる』と言って下さい。

運が悪いことが起きたのに何で『ついてる』と言えるんだ、と怒らないで下さい。

言えるとか言えないとかではなく、『ついてる』と声を出せば、まず元気が出ます。
自分自身を鼓舞できます。

すると、
体が動きます。
思考が働きます。
まだまだと二枚腰で粘る根性がむくむく湧き上がってきます。

一体自分は何を言っているんだ?と、自分で苦笑が漏れるかもしれません。
ちょっとしたユーモア感覚が芽生えたらしめたものです。

すると、不思議なことに運が悪いと思わなくなります。
↑これが一番のキーポイント

付き合いの長い大口の取引先が、消費税増額に伴い商品単価の引き下げを迫ってきた。
採算割れに追い込まれるので断ったら、取引が全くストップした。
その会社は最近、売掛金の支払いが小切手から手形に変わり、経営状態に不安説が流れている。
危ないと思っていたが、先代からの付き合いのため今まで断り切れなかったが、これを機にストップできて助かった。とか、

娘が全然勉強しないで遊び呆けている。
でも友達思いなので、訳もなく友達を傷つけるようなことはしない。
人様から後ろ指を指されるようなことだけはしないと安心している。とか、

仕事でリストラされた。
今の上司とは考え方が合わないので、かえって清々した。
かねてから自立して起業したかったので、踏ん切りのタイミングを与えてもらった。とか、

何がついてるのか探し出して下さい。
必ずあるはずです。

それを探し出せたあなたは、既に運がいい人の仲間入りです。

運がいい人の共通点「明るく前向きな人」には、そんな意味があるのです。

であれば、あなたも運がいい人になれると思いませんか。

いえ、必ず運がいい人になれるはずです。

☆運がいい人の共通点
第1 明るい前向きな人
 1-2 何が起きても運がいい、ついてると言える

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