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目次
玉砂利が敷かれているのには理由がある
ほとんどの神社では境内に、
玉砂利が敷かれています。
砂利石の大きさも2cm以下の小さい
ものから5cmくらいまで様々あり、
とりわけ、
5cmほどもある大きな砂利だと
足が取られて凄く歩きにくいです。
外国人観光客にはそんな感想が
あるようです。
ですが、
境内に玉砂利が敷いてあるのには
ちゃんと理由があるんですね。
以下、本文に続く。
開運豆知識
玉砂利の意味とは…?
玉砂利の玉には、
「たましい(魂)」のたまや、
「みたま(御霊)」のたまと同じ
意味があります。
また、
「玉をころがすような声」とか、
「玉のような赤ちゃん」というように
「美しい」「宝石」「尊い」
「大切なもの」という意味も
あります。
そして本来「じゃり」は、
細かい石の意味の
「さざれ(細石)」から
きています。
ですから、玉砂利には、
たましいの籠められた、美しい
宝石のような、大切な小さい石
という意味を持っています。
本来、
神社の境内は、神様の御座所です。
特に、
本殿や拝殿の周りは、
最も神聖な場所ですから、
心を込めて清浄にしなければ
なりません。
そのために、
角が取れて丸いきれいな白石を
敷きつめるのだとされています。
つまり、
玉砂利を敷くことでその地を
お祓いし、お清めする意味が
あるわけです。
そして、
これは付随的な効果ですが、
雨が降った時でも水はけが良く、
泥はねがなくなり、
袴や着物の裾が汚れにくいという
メリットもあります。
加えて、
玉砂利を踏むと音がでるので、
賽銭泥棒など良からぬことを企む
輩を抑止する効果も発揮します。
一般家庭でも家の周りに砂利を
撒いたりしますが、
それと同じですね。
参拝者は参道を進みながら心身を浄める
鳥居をくぐって参道を進むとき、
人は、一歩一歩ザクザクと
清浄な石を踏みしめ、
徐々に心を鎮め、身を清めて、
清浄な祈りの境地に到達できる
ように、
心の持ち様を整えながら
拝殿(本殿)へ向かいます。
このように「祈り」に至る準備や
小さな修行としての意義も、
参道の玉砂利は担っています。
また、
私の経験的にも言えますが、
参道は、短いのよりも少し長めで、
階段があるなら百段を越えるほど
あった方が良いものです。
手水舎に着いた時には
額に少し汗が浮き、
軽く息が上がっているくらいの方が
余分な雑念も消え、
拝殿で祀り神に正対して拝礼する
際に、いっそ清々しい気持ちに
なれます。
あなたも自分の願いを叶えるため
無念無想になって、お祈りして
みてはいかがでしょうか?
ちなみに、
千葉県一宮町の玉前神社では、
本殿に向かって左側には、
はだしで玉砂利の上を歩く
「はだしの道」があります。
柔道をやっていた頃は、はだしで
ランニングをしてたもんですが、
昨今では足裏もすっかり弱くなり
大きな玉砂利が結構痛いものです。
それを我慢して三周歩くと
幸運が訪れるとのこと。
こんな小さな行(修行)でも、
やってみると、なかなか
捨てたもんではありません。
(*^_^*)
以上、
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編集後記
神社の石畳敷きと玉砂利敷き
割に大きな神社では、
玉砂利敷きだけでなく
石畳も敷かれていますが、
玉砂利敷きの部分は、たいてい
綺麗に掃け目が付けられています。
あれって、毎日神職さんが
お掃除しているんですね。
で…、
境内を斜めに突っ切ると、
石畳敷きから外れて、
玉砂利敷きの部分に
踏み込むことになり、
果たして、歩いて良いものか?
それとも、
石畳部分を選んで歩くべきか?
とても迷うことがあります。
結論は、
玉砂利敷きの部分を歩いて
まったく差し支えないのですが、
掃け目が綺麗なので、
ちょっと気が引けますね。
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