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葛飾八幡宮は、今を遡ること1000年以上前、平安時代9世紀末の寛平年間に、京都の石清水八幡宮を勧請し、下総国葛飾一帯を治める八幡宮として創建されました。
主祭神は、誉田別命(ほむだわけのみこと、応神天皇)で、主なご利益は厄除及び安産祈願です。
この神社へのアクセスには、国道14号から少しややこしい道順になります。
市川市役所脇の信号を北方向へ進みます。京成電鉄線の踏切を渡ってすぐ左折し、線路沿いに30メートルほど進むと右側に一の鳥居が見えます。
鳥居の両側にそれぞれ一車線の車道がありますので、車でいらっしゃる方は、参道の左側の車道を奥へ進むとよいでしょう。
参道を進むと、立派な赤い随神門があります。(市川市指定重要文化財)
更に進むと神門があり、それを潜って本殿前の広場に出ます。
駐車場はへ左手の社務所前から入ります。
右側に手水舎がありますが、その右側に蹲踞(つくばい)があり御神水(井戸水)が流れ出ています。
定期的に水質検査がなされているようですが、社務所では念のため沸かして飲用することを推奨しています。
これは、どちらの神社でも同じですが、生水を飲んで参拝者がお腹をこわすことがないよう、煮沸をするよう断っています。
わざわざ塩素滅菌装置を使って給水している神社はほとんどなく、よほど、山中の清冽な湧水が豊富にでている場所を除き、生水の飲用については基本的に自己責任ということです。
この神社には、鐘楼があります。
神社と鐘楼との組み合わせに少々違和感がありますが、これは 廃仏毀釈以前に天台宗の八幡山法漸寺が別当寺として管理していたものです。
随神門についても 別当法漸寺の仁王門でした。
普通の銀杏は大幹が一本すーっと上に伸びているものですが、こちらの銀杏はまさに千本の幹が合わさって大幹を形成しています。
特に子育て・安産祈願に霊験あらたかな御神木となっております。
近くに寄って頂ければ、ゆったりとしたパワーを感じ取ることができるでしょう。