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あなたが、何か特別な祈願をした
後は、お守りを頂くことが多いと
思います。
そこで、
お守りとは何か?
どのように取り扱えばいいのか?
それが、今回のテーマです。
以下、本文に続く。
目次
開運豆知識
お守りとは何か?
お守りとは「依り代」といって、
神仏が宿る小さな護符であり、
それを持つ人に神仏のご加護を
与えてくれるものです。
通常は布などで作られた小さな袋
に入ってることが多いです。
お守りの種類
一般的には、
・安全祈願
・健康祈願
・心願成就
・縁結び
・厄除け方位除け
など、いろいろありますが、
これは、社寺の御利益の種類だけ
あります。
つまり、
祀られている神仏の守備範囲が、
そのままお守りの種類になります。
ちなみに、
最近の大きな社寺では、
お守りの品揃えも豊富で、
さながらデパートのようです。
昔からそんなに種類が多かった
はずがないので、
最近になって、守備範囲が
広がったのでしょう。
もしも、
神さまが忙しくなったとしたら、
それは人間のせいかもしれません。
(^_^;)?
ところで、あなたは…、
お守りの中に何が入っているか、気になったことがありませんか?
でも、
中をのぞいてはいけないと、
教えられてきませんでしたか?
中をのぞくとバチが当たるとか…
御利益がなくなるとか…
そうお教えられてきたと思います。
ところが、
やってはいけないと言われると
なおさら、どうしても見てみたく
なるのが人情です。
子供の頃、バチが当たるかもしれ
ないと思いながらも、
おっかなびっくり、中をのぞいて
見たことがあります。
中には、文字の書かれた小さな紙
が入っていました。
ただそれだけのことで、
特段のバチが当たったような
記憶はありません。
知らずにバチが当たっていた
可能性はありますが…。
でも、本当のことをいうと、
中をのぞいたからといって、
バチが当たったり、
御利益がなくなったり
そんなことは全然ないのです。
と言いますのは、
昔、お守り袋は手作りしていた
お守り袋の中味は「守祓い」と
いい、お札のミニチュア版が
入っています。
それが、一番の理由です。
つまり、
昔は、守祓いだけが授与されており、
袋は自分で作っていたのです。
現代のお守りは、携帯しやすい
ように始めから小袋に入れて
授与されています。
お札は神棚に祀りますが、
布製の袋に入っていませんし、
見た目そのまま、紙や木の札です。
お札を見たからと言って、
バチが当たった人もいない
はずです。
それに…、
伊勢神宮では今でも守祓いだけを授与している
もちろん、守祓いがお守り袋に
入ったものも頂けます。
伊勢神宮では、外宮から内宮へ
順番に参拝するのが作法ですが、
外宮で、普通にお守り袋を頂き、
内宮では、守祓いだけを頂いて、
それをひとつのお守り袋に入れる
ことが慣例的に認められています。
また、
伊勢神宮だけが例外ではなく
他にも、守祓いだけ授与している
社寺があります。
では、
なぜお守りの中を見てはいけない
という言い伝えがあるのか?
それは…、
信じる心が一番大切
だからです。
何でも丸見えになっていると、
「なあんだこんなもんか」という
ことにもなり、
あるていど神秘性があった方が、
信じる心にはプラスに働くから
と考えられます。
国宝級の神社のご神体や、お寺の
ご本尊は、御開帳する日以外は、
その御姿を見ることができません。
用もないのに、
みだりに見るものではないし、
その必要もないということです。
だからこそ、
ありがたみが生まれます。
それに、
中の守祓いが尊いのではなく、
目に見えない神仏が宿るから
尊いのであり、
それを信じる心が
もっと尊いのです。
さらに言うと、
神仏のご加護を生かす行動を実践
することが最も大切なのです。
お守りの中味にとらわれていても
つまらないんですね。
お守りは買うものではなく授かるもの
お守りは販売しているものでは
ありません。
授与されるものです。
お値段はその対価ではなく、
初穂料として寄進するものです。
ところが、
大物歌手の和◯アキ子さんが、
『10個買うから1個負けてくれ!』
若手の後輩に土産にするために、
浅草の小野照崎神社(芸能の神様)
で値切ったのが2010年頃のこと。
確かに、
関西地方ではものを値切るのが、
ごく普通の商習慣です。
というか、
値切らないで物を買うという
考えはほとんどありません。
ですが、
神社でお守りを頂くのは、
売買ではないということを
理解してなかったようです。
一方、
社寺の門前では、初詣時期や縁日
に熊手や羽子板などの縁起物を
たくさん売っています。
これは商売なので値切ることは、
一向に問題ありません。
これと、お守りやお札とは同列に
扱えないのです。
お守りはたくさん持っても問題ないのか?
基本的に数の制限はありません。
これは、神棚のお札と同じです。
ですが、
あまりにたくさん持ち歩いても
粗末になるので、
普段持ち歩くのは、せいぜい
2-3体※までにしておきます。
その他のものは、神棚に祀って
おいた方が良いでしょう。
※お守りの数え方は1体、2体です。
お守りに期限はあるのか?
世間一般では、1年と言われて
ますが、必ずしもそうではありま
せん。
祈願をしたときに頂いたものなら
祈願が叶った時までが期限です。
祈願成就後すぐ、お礼参りをして
お焚き上げをしてもらいましょう。
1年間の安全祈願なら、
期限も1年間です。
では、
期限を定めない祈願ならばどうか?
その場合は、原則的に期限が
ありません。
ですが、
神仏に宿って頂く依り代が、
擦れたり傷んだりしていたら
失礼にあたるので、
1年間に1回くらいは交換しよう
というのが、
ちまたでよくいわれる、
1年間が期限という説です。
ですが、
ずいぶん昔にさかのぼれば、
守祓いを自作のお守り袋に入れて、
それこそ、一生持っていたという
こともあったと聞いています。
その場合でも、
時折お守り袋だけは取り替えて
いたはずです。
お守り袋さえ替えれば、守祓いは
ほとんど傷まないようにできると
判断できます。
まあ、完全ではないでしょうが…。
すると、
お守り袋だけ替えれば、
ほぼ無期限に使えるかも
しれません。
神仏に失礼にならずに
省エネできるのですから、
あなたも試してみては
いかがでしょうか。
この記事を書いている私自身も、
改めて深く考える機会を得ること
ができました。
★夢を叶えるキーワード
実践で春らんまんの花が咲く
編集後記
その1:山菜が採れる庭
実はうちの庭に1種類だけ山菜が
採れるんです。
それは、"フキ"です。
なので、先日頂いたタケノコと
フキとこんにゃくの煮物が、
昨晩のおかずでした。
次は、タラの芽の天ぷらを
食べたいなぁ。
これが実に美味いんです!
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